タイヤの空気圧減少では急に燃費が大幅に減少するわけではありませんが、気づかないうちに確実に燃費は悪くなっていますので定期的な空気圧チェックは欠かせないのです。
タイヤの消耗が早まる
タイヤは走行中に地面との接触で少しずつ削れて消耗しますが、空気圧が低下するとタイヤがつぶれて消耗を早める原因になります。
タイヤの空気圧が適切だと前から見て丸くなっているタイヤの頂点部分で地面と接地するようになり、接地面積が少ないことで走行中のタイヤの消耗は少なくなっています。
ですが空気圧が少なくなるとタイヤの頂点部分はつぶれがちになることで接地面積が増加しますので、それだけタイヤの削れる量が増えてしまいます。
またバイクはカーブを曲がるときに車体全体を斜めに倒しますのでその際にはタイヤの側面が接地しますが、空気圧が低下するとタイヤ全体の消耗が早まる結果となります。
走行中の振動が増える
タイヤの空気圧が大きく減少するとタイヤのクッション性が低下しますので、走行中にライダーが感じる振動が増加します。
バイクの走行中には地面からの突き上げやロードノイズなどが発生していますが、タイヤの空気圧が少ないと通常より突き上げがライダーに伝わりやすくなったり、ロードノイズが大きくなります。
多少空気圧が減少したぐらいでは違和感は少ないのですが、振動を強く感じたり走行中にうるさいと感じるのであればタイヤ空気圧がかなり低下しているサインです。
チェック方法(ガソリンスタンドや、自宅でのチェックなど)
タイヤの空気圧はライダーが走行中にメーターなどで確認できるわけではなく、運転中に違和感を感じるなどライダーの感覚によるところが大きいです。
その場でタイヤの空気圧を確認する方法はタイヤを直接触ってみることです。
細かなチェックはできないもののタイヤの側面を手で掴んだときにグニグニ凹むようであればかなり空気が抜けてしまっています。