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Strivのテクノロジーがほかと違う点は「ランナーごとに学習し、進化する能力」だ。

StrivのAIは、ただ単におすすめのトレーニングを提案するだけのものではない。常に新しいデータを分析し、トレーニング・ルーチンを改良・最適化し、疲労レベル、緊張、怪我、さらにはほかのスポーツから追跡したデータに基づいて調整を行う。

初めての5キロ完走を目指す初心者にも、自己ベストを何分も縮めたい経験豊富なマラソン選手にも、Strivのスマートインソールはそれぞれに合った個別コーチングを提供する。

マラソンオリンピック選手とテストを実施

Strivは現在、米国のマラソンオリンピック選手Jake Riley氏をはじめ、 一流アスリートやオリンピック選手とともにスマートインソールのテストを積極的に行っている。

Riley氏は「Strivのセンサーをテストし、データを直接確認した後、その価値を確信した。これは、私がこれまで見たことのない画期的なものだ。このテクノロジーは、トレーニング方法や怪我の予防方法に革命を起こす可能性がある」とコメント。

Strivはオリンピックレベルのパフォーマンステストから得た知見を活用し、初心者から熟練したアスリートまで、すべてのランナーがこのテクノロジーを利用できるようにすることを目指している。

また、同社はゴルフ、スノーボード、スケートボード、ウェイトリフティング、テニス、サイクリングなど、ほかのスポーツにもこの技術を拡張する計画だ。

(文・Haruka Isobe)