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こんにちは。医師・医療経済ジャーナリストの森田です。

7月27日のNHKの「おはよう日本」でこんな放送がありました。

こちらはNHKのWEBニュースでも報道されております。

“すべての人への積極的接種呼びかけは不要”釜萢常任理事

医師会の方針転換

記事によりますと、医師会の釜萢常任理事がこう言ったそうです。

「65歳以上の人や基礎疾患がある人以外が重症になる割合はそれほど高くはない。全体の感染を抑えるために無理をして接種してもらうというよりも、個人で選択してもらう時期に入った」

「ワクチン接種後に体調を崩した人への対応が非常に重要だ。審査が遅れているのではないかという指摘もあり、医師会としても力を尽くしたい」

えっ?

これまで子供にもコロナワクチンの接種推奨していましたよね?

こちらは2022年の動画ですが、同じく釜萢先生が解説しておられます。

釜萢氏:5歳から11歳のお子さんにも是非コロナワクチンを接種していただきたいと思っております。

まさか、日本医師会の常任理事が記者会見で言ったことですから、「釜萢氏の個人的見解」ということはないでしょう。

ということで、つまりこの度、日本医師会は

小児や若者に対しても積極的にコロナワクチン接種を推奨 ↓ 高齢者・基礎疾患のある人以外は積極的に接種を推奨しない

と方針を大転換させたということですね。

日本医師会という、日本の医療に非常に大きな影響力を持つ団体が公式に方針を転換したのですから、

「今までとは方針を転換しました」

というところまで、しっかりと伝えていただきたいところです。