気温が高く汗がしたたり落ちる。水分補給しながら2時間ほど経過。暑さで限界に近くなってきたころ、イトが急に横に動き始めた。不思議と竿からアタリは感じなかった。ひょっとしてニゴイかなにかの大型の魚が掛かったのかとも思えた。しかし、竿を立てるとアユの引きが感じられた。アユを水面であばれさせてバラさないよう、また身切れを起こさないようにドラグを少しずつ締めてていねいに寄せてきてタモに収めた。

魚影が薄かったので、3本バリのチラシにしたのがよかったのかもしれない。トモ釣りほど掛かり場所は問題ではなかったが、チラシで各々のハリは1本バリなので深く刺さり、しかも背掛かりでしっかり刺さっていたのでバラさずに済んだ。
アユルアーでの初アユは、18cmの成魚だった。体力的に限界が近かったので、余韻にひたりながら川から上がった。
<週刊つりニュース関東版APC・郡直道/TSURINEWS編>