見た目だけでなくフェンダーレス化により、バイクを軽量化できるのもメリットです。

費用面においても、フェンダーレス化はマフラー変更などと違いフェンダーレスキット購入費用・工賃などで3万円前後からできるリーズナブルなところも大きな魅力でしょう。

フェンダーレス化のデメリットとは

フェンダーレス化をすると、バイクのトータルバランスのデザイン性が向上する代わりにデメリットもあります。フェンダーレス化のデメリットで一番大きいのが、雨天時などの走行で「泥はね・雨水の巻き上げ」を起こすことです。走行スピードが上がるほど、後続車両や自分の背中に泥つき雨水をまき散らします。

街中でよく見かける泥除けがないマウンテンバイクなどが雨天時に走行するのをみると水鉄砲のように水が跳ねているのを見たことがある人も多いでしょう。

もし、フェンダーレス化したカスタムバイクの泥はねで、後続ライダーがかぶるヘルメットのシールドにかかる、もしくは、シールドなしで目に直接かかるなどがあると、視界を奪い転倒事故などの原因をつくる可能性があります。

またフェンダーレス化によって、雨水がバイク後部全体に付着、走行後に雨水が乾燥すると泥・小石などが残り、放置するとサビなどの原因となるでしょう。

フェンダーレス化したバイクを洗車する際は、小石交じりの泥でバイク車体をキズつけないように、ソフトタッチで気を付けて洗車をするなど気をつかう必要があります。

フェンダーレス化にともなう違法性の可能性について

フェンダーレス化をすると、ナンバープレート・ウインカーの位置も合わせて変更する可能性があり、道路交通法などで規定されているルールを守らないと交通違反になる・車検に通らないなどの違法性の可能性が出てきます。

ナンバープレートの視認性について、2021年4月の法改正でナンバープレートは上向き40度・下向き15度以内と新基準が定められました。