銀行員の視点で語りますと、「1,000万円貯蓄する人」の多くに共通する点があります。それには「なる早でやめたんだな」と思った行動がありました。意外に普通のことなので驚くかもしれません。具体的にはどんなことをやめていたのか、3つ紹介します。

1 時間外のATM使用をやめていた

1,000万円貯蓄を達成した人は無駄な支出をやめています。銀行関係で言えば時間外のATM手数料の110~220円がその筆頭格です。「最初つかってたけどばかばかしくてやめた」「手数料かからない口座にすぐに乗り換えた」といった人が多く、この行動の早さが貯蓄額につながっているのかもしれないと思いました。

過去に浪費家だった人も、貯蓄に気持ちが向いた途端に時間外ATMの利用をやめます。また、今はインターネットバンキングやキャッシュレス決済の活用でATM自体の利用を最小限にする人も増えています。

ATM手数料は少額ですが、無駄な支出をやめる人が1,000万円ホルダーになれる人かもしれません。

2 「紙の通帳」をやめていた

若い世代で1,000万円近く貯蓄したケースを見て気づいたことですが、ほぼ全員紙の通帳をやめてインターネット銀行やインターネットバンキングに切り替えていました。「通帳発行手数料」を設定する銀行が増えたこともその動きを後押ししているようです。

通帳発行手数料の相場は1,100円。

しかし、インターネットバンキングなら通帳手数料は発生しません。そのような情報を知っている人が1,000万円を貯蓄できる人だといえそうです。

3 「利用頻度が低いクレジットカード」をやめていた