通常、銀行からお金を振り込むと数百円の手数料を取られますよね。でも、みずほ銀行が提供する「J-Coin Pay(ジェイコインペイ)」なら、友だちや家族への送金、口座間のお金の移動が無料でできるのをご存じでしょうか? これで、家族への仕送りや子どものお小遣い、飲み会での割り勘なども簡単にできます。そこで今回は、超便利なJ-Coin Payのはじめ方と利用法について解説しましょう。
目次
1.J-Coin Payってどんなサービスなの?
2.J-Coin Payを新規登録する方法は?
1.J-Coin Payってどんなサービスなの?
J-Coin Payはみずほ銀行が提供するサービスで、アプリをスマホにインストールして本人確認&金融機関の口座登録をするだけで、LINEやSMS、QRコードを使って簡単に送金できます。もちろん、受取り側のスマホにもJ-Coin Payアプリがインストールされている必要がありますが、送金は1日最大25万円まで可能で、手数料も一切かかりません。
また、J-Coin Payでは1回最大50万円までなら、コンビニや飲食店などでのキャッシュレス決済が可能ですし、請求書や納付書のQRコード(eL-QR)による「請求書支払い」にも対応しますので、固定資産税や自動車税などもスマホでサクッと納付できるんです。
2024年7月現在、J-Coin Payで登録可能な金融機関は全国で約968あります。自分が利用している銀行や信用金庫などがあれば、今すぐ登録してみましょう。
■J-Coin Payに登録可能な主な金融機関(一部抜粋)
みずほ銀行/三菱UFJ銀行/三井住友信託銀行/イオン銀行/ろうきん/JAバンク/北海道銀行/青森銀行/秋田銀行/山形銀行/岩手銀行/仙台銀行/福島銀行/千葉銀行/群馬銀行/つくば銀行/栃木銀行/きらぼし銀行/横浜銀行/SBJ銀行/富山銀行/北陸銀行/福井銀行/長野銀行/滋賀銀行/京都銀行/鳥取銀行/山陰合同銀行/広島銀行/山口銀行/阿波銀行/伊予銀行/愛媛銀行/高知銀行/佐賀銀行/大分銀行/宮崎銀行/北九州銀行/長崎銀行/琉球銀行など多数(2024年7月時点)
2.J-Coin Payを新規登録する方法は?
それでは、実際にJ-Coin Payアプリを新規登録してみましょう。
流れとしてはJ-Coin Payアプリをスマホにインストールしたら、電話番号を登録してSMS認証。次に、氏名、生年月日、性別、住所などを入力して無料会員登録すれば、すぐに「J-Coin Lite」として使用でき、お金の受取りや決済、J-Coin Liteユーザーへの送金などができるようになります。
ただし、本人確認&金融機関の口座登録をしないと、J-Coin残高にチャージできませんので、残高0円では無料送金もできません。やはり「J-Coin Payをつかう」を選択して、本人確認と金融機関の口座を登録しておいたほうが使い勝手がいいでしょう。
本人確認は、スマホのカメラでの自撮りと身分証明書類を撮影する方法もありますが、マイナンバーカードを持っていれば、その場ですぐに本人確認が完了します。
このとき、マイナンバーカードで登録した、英数字6~16桁の「署名用電子証明書用暗証番号」が必要になりますので、事前に用意しておきましょう。これは、数字4桁の暗証番号ではないほうですのでご注意ください。
あとは、各金融機関のネット口座振替受付サービス画面に移動して、口座番号などを登録すればOKです。なお、今回はAndroidスマホで手順を説明します。
J-Coin Payに会員登録する手順(Android)
今回、筆者はマイナンバーカードを使って本人確認することにしました。ただし、スマホがNFC(おサイフケータイ)に対応している必要がありますのでご注意ください。スマホによってはNFC機能がない場合もありますし、自分でNFC機能をオンにしないといけない機種もありますので、事前に確認しておきましょう。
マイナンバーカードで本人確認する手順
本人確認と金融機関の口座登録が完了したら、J-Coin Payが利用できます。この場合は送金額が最大25万円/日、支払い額が最大50万円/回の「ベーシック」扱いになっています。もし、この上限額を変更したのであれば、設定から限度額を変更することも可能となっていますので、あとから自分の好みで変更してもいいでしょう。
限度額の設定を変更する手順