現地時間11日、閉会式を終えてパリ五輪が幕を閉じた。

開催期間中、純粋な「スポーツ」以外の部分で大いに物議を醸したパリ五輪だが、現地のスポーツ放送局の投稿した画像の内容が「人種差別では?」と、追い打ちをかけるように炎上しているのだ。

■仏スポーツ放送局が投下したのは…

ことの発端は、11日深夜(現地時間)に欧州の大手スポーツ専門放送局・EurosportのXアカウントが投稿した1件のポスト。

「地球上で最も素晴らしいショー」「パリ2024、我々は君のことをずっと忘れない」と情熱的な文章の綴られた投稿には、今大会で勇姿を見せてくれた選手たち勢揃いの画像が添えられている。

いずれも、全力で競技に挑む瞬間、勝利の雄叫びを上げる瞬間、空気が張り詰めるほどの集中力が感じられる一瞬の緊張感を切り取った素晴らしい写真だらけだが、違和感を覚える人が続出する事態に。

そう、約30名の選手たちが登場する画像の中で、なんとアジア系選手の写真はわずか1枚しか使用されていないのだ。