■既存マンションの再生/リノベーション

野村不動産では、築年数が経過したマンションを新たな価値を持つ住宅に再生する取組みを進めています。一例として「プラウド上原フォレスト(東京都渋谷区)」は、築30年以上経過したマンションに居住性能を高めつつ最新技術による余剰容積を活用した増築などを行い、民間デベロッパーでは初めて、築年数が経過したマンションにおいて長期優良住宅認定を2019年に取得しました。また、第三者評価機関から65年の耐用年数が証明されました。

また、リノベーション事業では、住まいをお客様から直接買い取り、新築分譲マンションシリーズ「プラウド」を手掛けてきた技術と経験を活かし、マンションのリノベーション工事を実施。野村不動産が売主となり、新たなお客様へ販売し、安心・快適な住まいの提供を行っています。

■シェアオフィス「H¹T」

シェアリングやレンタルは、多くの方にとって身近なサーキュラーデザインのビジネスモデルとして浸透しています。野村不動産では、東京都内のビジネスエリアをはじめ大阪・名古屋・仙台など主要都市にて、時間貸しのサテライト型シェアオフィス「 H¹T(エイチワンティー)」を全70拠点(提携店・開発予定含む)展開しています。

■ホテルにおける廃棄物の削減および再利用

当社グループが運営する「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)」と「庭のホテル 東京」は、バスアメニティの個包装を省き、竹や米ぬかなど植物繊維由来のアメニティグッズを使用することでプラスチック使用量を減少させています。さらに、「ノーガホテル」では生分解性の竹ストローを採用し、革や和服の端切れを再利用したネームプレートやチーフを製作。「庭のホテル 東京」では、宿泊客によって置き捨てられたスーツケースをプランターとして再利用し、屋上で野菜を栽培。収穫物を館内レストランで提供するなど、それぞれ廃棄物の削減と再利用にも積極的に取り組んでいます。