トラクションコントロール(MGCT)、ABS、ライド・バイ・ワイヤ スロットル レスポンスなど、すべての電子制御の作動調整は、ライディング モードを通じて簡単に切替が可能です。ロード、スポーツ、レインのライディング モードに加え、オフロード走行に特化したオフロード モードが設定されています。このモードでは、トラクション コントロールの介入レベルが最も低く、前輪のみ ABS がアクティブになる (前輪で ABS を無効にすることも可能)設定で、エンジン ブレーキを強力にしてスロットル レスポンスをよりスムーズにします。さらに V85 TT Travelにはカスタム モードも搭載されており、電子制御のレベルを完全にカスタマイズしてパーソナライズされたモードを作成することも可能です。また、アクセル操作なしで設定した速度を維持できるクルーズ コントロールも装備されており、一つのスイッチ の直感的な操作で作動し、設定速度の増減も行えます。

ロングツーリングに対応した装備が充実

V85 TT Travel は、ロングツーリングを前提に開発されたバイクとして、充実した装備を誇ります。23 リットルの燃料タンクは十分な航続距離を実現し、同セグメントではこのクラスでも数少ないシャフトドライブ方式の採用。
チェーンドライブよりも汚れやメンテナンスの点において優位であり、長距離を走行するライダーから好まれています。
高いウィンドプロテクション性能を進化させたツーリングスクリーンに加え、新デザインのアーバンサイドケースが装備され、左側は 容量 27.5 リットル、右側は容量 37 リットルでフルフェイス ヘルメットが収納可能です。大容量でありながら横幅の寸法を抑え、イグニッションキーを使用してロックの解除が行えます。
さらには、ヒーテッドグリップと、左側のハンドルスイッチで温度調整が可能なライダー側シートヒーターや、スマートフォンを車両に接続してメーターパネルの機能を拡張できるマルチメディアプラットフォーム(Moto Guzzi MIA)も標準装備されています。Moto Guzzi MIA は、ハンドルバー コントロールスイッチを使用して、音声アシスタント、通話、音楽再生を管理するインフォテイメント システムを利用することができます。