それが意味するものは、入札でインノバ・ネクスト社よりも条件の良い条件で応札した他社も受注できなかったというのが何度もあった。実際、応札企業の中にはそれを指摘して不満を提訴した企業もあった。

首相夫人は起訴された

ベゴーニャ・ゴメス氏はサンチェス首相夫人であるという地位を利用して私的に便宜を図り、懇意にしていた企業への公的補助金の融通ならびに関係して企業の落札を容易にしたということで起訴されたのである。

もちろん彼女の活動にサンチェス首相が全く知らなかったということはなく、逆に共犯者である。しかし、現在までの公判ではサンチェス首相を起訴するまでには至っていないし、また彼自身は首相のポストを辞任する意向も見せていない。