金属同士が擦れれば摩擦で磨耗し、オイルは精製された瞬間から劣化が始まっており、本来、サスペンションは定期的なメンテナンスが不可欠なのだ。ただし、フロントフォークはともかく国産車の純正リヤショックは、コストの兼ね合いでO.H.を想定した構造になっていないことが多い……。すると分解してメンテナンスするのが難しいことから、一般的にはASSY交換※となるためどうにも手が出しにくい。

そんな分解が一般的には難しいとされるようなリヤショックも、サスペンションのプロ集団であるテクニクスならO.H.することが可能。海外系サスペンションメーカーはもちろん、通常ではパーツの出ないKYBやSHOWAといった国産サスペンションメーカーからも直接パーツ供給を受けているため、あらゆる車両のサスペンションO.H.が可能となっているのだ。

※ASSY交換(アッシーこうかん):ASSYは「assembly(アッセンブリー)」の略語で、複数のパーツが組み合わさった構成部品を指す用語。ASSY交換はパーツ単体での交換ではなく、複数のパーツが組になったユニットごとの交換のこと。

日本国内最大のサスペンション専門ファクトリーを持つテクニクス。スペシャリストによって分解、超音波洗浄機による清掃、組み付けといったO.H.のほか、モディファイ作業なども並行して行っている。
日本国内最大のサスペンション専門ファクトリーを持つテクニクス。スペシャリストによって分解、超音波洗浄機による清掃、組み付けといったO.H.のほか、モディファイ作業なども並行して行っている。

テクニクスのサスペンションO.H.の申し込みは3通りあり 
なじみのお店からも依頼できる!!

さて気になるサスペンションO.H.のお値段はというと、車両の排気量やジャンルによってまちまちだそうだが、一般的な大型ロードバイクを例にあげるなら、フロントフォークが左右セットで¥48,000円~、リヤはモノショックで¥25,000円~とのこと。

純正パーツのASSY交換よりは安上がりであるものの、それなりの出費であるため車検がある車両なら2年に1度、車検のない裏年に行うのがオススメ。車検時に「フォークからオイル漏れてますね。これでは車検通りませんよ?」となってからでは車検代と合わせて大出費となってしまうからだ。