建築用塗装では実現済みの効果を自動車にも応用可能に

日産自動車は、「夏場の直射日光による車室内温度の過度な上昇を防ぐことで、エアコン使用時のエネルギー消費を減らし、燃費や電費の向上に貢献する」という、自動車用自己放射冷却塗装の実証実験を公開した。

ついに実現、自分で放射冷却する自動車用塗装!? 日産がカーボンニュートラルに貢献する実証実験結果を公開!
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

日産はこれまで、カーボンニュートラルの実現に向けて電動化をはじめ、さまざまな取り組みを推進してきている。その実現においては、クルマの使用時におけるエネルギー消費を抑制する取り組みも不可欠であろう。今回開発された塗装は、物体の温度上昇を引き起こす太陽光(近赤外線)を反射するだけでなく、メタマテリアル技術の活用により熱エネルギーを放射するため、エアコンの使用を抑制しながら、涼しく快適な車内環境の提供を可能にするという。