もちろんいいことばかりではなく、パンデミックのようにいきなり仕事がなくなってしまう人もいる。資本力がなければたまらず会社勤務に戻るしかない人もいる。だが、独立するような人は別に悲観的には考えない。雇われに戻った後も虎視眈々と次のチャンスを狙っているからだ。

仮に自分が何らかの事情で一時的に雇われに戻るとしても全く悲観はしない。そうなったらそうなったで「ようし、また新しくゼロからビジネスをしよう!」というフレッシュな気持ちで頑張りたいと考える。彼らは不安定さには完全に慣れている。そうでなければ脱サラなんて絶対にできない。独立を後悔するような人はそもそも脱サラはしないのだ。

もちろん、厳密なことを言えば独立して後悔する人はゼロではない。SNSのインフルエンサーの煽りに乗せられてせっかく内定を得た大企業を辞退し、いきなりフリーランスからキャリアを始めてしまった人。それから定年退職後にいきなり店舗開業をして大失敗してしまう人である。これらは例外としてやはり、ほとんどの独立組は後悔する気質の人種ではないのだ。

 

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