「追いつかれた車両の義務」に違反する場合も
このような運転は、スムーズな追い越しが実現しないため、渋滞や事故などトラブルの原因にもつながる悪質な運転と言えます。
この「抜かされたくない病」のドライバーは、「幅寄せをするなどもしてないし、速度違反もしてない。さっさと追い越せないほうが悪い」「違反じゃない」という思い込みから、このような運転をしてしまうのかもしれません。
道路交通法第27条では「他の車両に追いつかれた車両の義務」として、「追いつかれたときは、追いついた車両が追越しを終わるまで速度を増してはならない」と定められているため、このような運転が「違反じゃない」という認識は間違いになる場合があります。