まずはじめに、MOBY編集部として「反社会的勢力」は認めておらず、これらと一切の関係がないことと、これらに対して取材を行った記事ではないことをお伝えさせていただきます。
MOBYの読者から「ヤクザの乗るクルマ、ナンバーの見分け方を教えてください」という1通のメッセージをいただいたことなどから、安心してドライブを楽しんでいただくためのアドバイスとして、本記事をお届けします。
まず「ヤクザ」と「暴力団」は本来の言葉の意味の違いがあることからお伝えしましょう。
目次
【ヤクザがよく乗っている車3選】ヤクザの車といえば?
最近のヤクザの車は?見た目よりコスパ重視
【ヤクザがよく乗っている車3選】ヤクザの車といえば?
トヨタ アルファード
ヤクザに限らず、お偉い方々も重用する、トヨタ アルファード。室内は高級セダンよりも広いミニバンで、乗り心地も室内装飾も上質。アルファードの中でも、最上級グレード「エグゼクティブ ラウンジ」が人気のようです。このグレードではラージサイズミニバンでありながら、4人乗りという贅沢仕様があり、これも人気のよう。シートはファーストクラス並、室内空間の広さと乗り降りのしやすさもアルファードが選ばれている理由でしょう。
なお、姉妹車となる「ヴェルファイア」より「アルファード」の方が選ばれているようです。デザインの方向性は、ヴェルファイアがスポーティー寄り、アルファードがラグジュアリー志向といったところからでしょう。
ちなみに、都内某所では、黒色のアルファード エグゼクティブ ラウンジが道路脇にずらりとならぶ通りがあるそうです。
トヨタ プリウス
ヤクザといえども、経済性、環境性能は大切にしています。経済性と環境性能を両立した車といえば、トヨタ プリウス。一般市民に威嚇するような車には乗りたくないというヤクザの方も多いとか。ボディカラーは黒がその筋の方に人気という話も。
メルセデス・ベンツ Sクラス
最近は減ったと言われているようですが、やはり高級輸入車の代表格、メルセデス・ベンツはその筋の方に人気があるようです。
その中でも最上級の「Sクラス」セダン、さらにその最上級「マイバッハ」が選ばれることが多いようですが、その車両価格は2,000万円台。成功の象徴ともいえるモデルですから、この側面もあって選ばれていることでしょう。
ただ単に威風堂々たるブランドの車に乗るという見栄ではなく、卓越した走行性能と至高の乗り心地と上質なインテリアから選ばれていることもあるはずです。ライバルのBMWやアウディではなく、メルセデス・ベンツが選ばれるのは、特にラグジュアリー性だったり乗り心地が最も優れているということもあるでしょう。
最近のヤクザの車は?見た目よりコスパ重視
最近のヤクザは、ベンツやレクサスなどの高級セダンではなく、新車で200万円程度の「カローラフィルダー」などに乗っているようです。
平成22年3月に制定された暴力団排除条例により、ヤクザに対しての取り締まりが厳しくなり、高級車に乗っていると“警察に目をつけられやすい”といった理由があります。暴力団排除条例とは、一般市民と暴力団の関わりを規制することであり、みかじめ料の要求や示談への介入などの行為が禁止されています。
暴力団排除条例は、組の経営悪化にもつながったため、昔のように維持費が高い高級車を乗り回すことが減っています。ただし、上層部は高級ワンボックスカーの「アルファード」などに乗っているケースもあるようです。
高級ワンボックスカーは、乗降する際に腰への負担がセダンより少ないほか、運転席の窓を開けても後席が見えにくい特徴があります。そのため、高級ワンボックスカーは組員の減少かつ、高齢化が進んでいるヤクザに最適な車といえるでしょう。