■韓国でも類似事故

産業用のロボットが原因で人が命を落とすことは、過去にもあった。2023年11月には韓国にある農産物流通センターで、機械を確認していた40代男性がロボットアームに顔と胸部などを挟まれ、その後に死亡している。

当局によると、原因はロボットの誤作動とみられ、「男性を箱と間違えた可能性が高い」と伝えられた。それ以前から、産業用ロボットの誤作動と、それが原因の事故がたびたび報じられてきた。機械を用いる職場における安全管理については、さらなる見直しと徹底が望まれている。