■記番号の世界、あまりに奥が深すぎる…

昨年6月、X上では記番号「YR777777V」の一万円札の写真が大きな話題となった。

その際、記者はジュエリーや貴金属、 ブランド品、ブランド時計の買取・販売をメインに行なうショップ「エブリデイゴールドラッシュ」を運営し、特に宝石関連に造詣の深い「株式会社東洋」に、同紙幣の価値について取材したことが。

銀行で両替した新紙幣に早くも異変、思わず目を疑うが… 「レア物すぎる」と驚きの声
(画像=『Sirabee』より引用)

記番号の「価値基準」について、同社担当者は「少し難しい部分ではございますが、『希少性』と『人気の度合い』で決まります」と説明している。

今回のような「ゾロ目」に関しては、小さい数字の方が珍しく、高値で取引される傾向にあるという。これは例えば「1のゾロ目」と「8のゾロ目」の印字された紙幣を比較した場合、前者の方が先に製造されたもので「より古い」という付加価値が備わるのだ。

またゾロ目も「揃っていれば何でも良い」というワケでなく、「444444」のようにあまり縁起の良くない数字の場合、他のゾロ目と比べて値は落ちるようだ。

担当者は「その他ですと、最初の番号000001や、最後の数900000などの他、1000000等のキリの良い番号、最初と最後のアルファベットが同じ番号のほか、今はめったにありませんがエラー銭などが高額になります」とも補足していた。

その上で、記番号「YR777777V」の一万円札について「約3〜4万円ほどの価値になるかと思います」と鑑定しており、今回話題となった「AA777777WJ」の紙幣も同様に、高いポテンシャルを秘めているのではないだろうか。