セルフレジが普及してきたと感じる昨今、利用するシーンが増え、慣れないレジ操作に戸惑ったことがある人もいるのではないでしょうか。今回は、セルフレジにまつわる調査結果が届いているので見ていきましょう。

男性よりも女性の方がレジで「待てる」時間が長い

セルフレジで困りごと遭遇率No.1はスーパー 約半数が「操作方法」でトラブルを経験
(画像=レジで待たされるとイライラする時間を調べてみると、男性は「1分~2分未満」の割合が19.8%と1番多く、女性は「3分~5分未満」の25.8%が1番多いという結果となり、女性の方が「待てる」ことがわかりました(アスマーク調べ),『オトナライフ』より 引用)

日常的にレジまたはセルフレジを利用する中で、時間帯や店舗、地域、業界によっては並んで待つこともあります。また、店舗によってセルフレジの操作性にも違いがあり、戸惑ったことがある人もいるでしょう。そんな状況を受けて、マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークは、1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の20歳~69歳の男女750人を対象に、2024年5月31日から6月2日までの期間、「セルフレジのお困りごとに関するアンケート調査」を実施しています。

まずは、待ち時間のイライラについて、「あなたは、どのくらいレジで待たされるとイライラしますか」と質問しています。男女別に見てみると、男性で最も多かったのは「1分~2分未満」の19.8%、女性で最も多かったのは「3分~5分未満」の25.8%で、女性の方が男性よりも長い時間待てることがわかりました。

さらに、「30秒未満」を待てない人、「30秒~3分未満」を少し待てる人、「3分~10分以上」を待てる人として分類し、「イライラしない人」と合わせて割合を見てみると、「イライラしない人」と「待てる人」の合計が男性は50.3%、女性は66.1%という結果でした。どちらを見ても、全体的に女性の方が「待てる」傾向にあることがわかります。

セルフレジで困りごと遭遇率No.1はスーパー 約半数が「操作方法」でトラブルを経験
(画像=レジで待てる時間を年代別に見てみると、「待てる人」の割合は年代が上がるほど多くなり、一方で「イライラしない人」の割合は20代が最も多いという結果でした(アスマーク調べ),『オトナライフ』より 引用)

この結果を、年代別で見てみると、「待てる人」が最も多かったのは60代で55.0%、最も少なかったのは20代で35.0%でした。一方で、20代は「イライラしない人」の割合が最も高く18.1%という結果に。60代は8.1%という結果でした。

また、「待てる人」「イライラしない人」を合わせた割合に絞って見ていくと、年代が上がるほど「待てる」割合が高くなっていることがわかります。「イライラしない人」が最も多かった20代は、全体的に見ると「待てる」人の割合が全年代で一番低く、「待てない人」の割合が1番高いこともわかります。この結果から、「待てる」と「イライラしない」は決して比例するわけではないようです。

セルフレジを利用したことがある業界No.1は「スーパーマーケット」

セルフレジで困りごと遭遇率No.1はスーパー 約半数が「操作方法」でトラブルを経験
(画像=セルフレジを利用したことがある業界を調べると、「スーパーマーケット」が最も多く、次いで、「100円ショップ」と「コンビニエンスストア」が僅差で並びました(アスマーク調べ),『オトナライフ』より 引用)

次に、「セルフレジを利用したことがある業界」を尋ねると、1位は「スーパーマーケット」で89.5%、2位が「100円ショップ」で57.9%、3位が「コンビニエンスストア」で57.5%でした。続く4位の「薬局・ドラッグストア」は15.0%で上位3つから大きく差が開いています。セルフレジの普及率は、TOP3の業界とそれ以外で大きな差があるようです。

セルフレジで困りごと遭遇率No.1はスーパー 約半数が「操作方法」でトラブルを経験
(画像=年代別にセルフレジを利用したことがある業界を調べたところ、コンビニエンスストアでは差が出ました。最も多かったのは20代の73.8%で、最も少なかった60代の35.0%とは38.8ポイント差でした(アスマーク調べ),『オトナライフ』より 引用)

この結果を年代別に見てみると、コンビニエンスストアでは年代でバラつきが見られました。最も利用率が高い20代と、最も低い60代では38.8ポイントの差が開き、年代が上がるにつれて利用率が下がっていることがわかります。