やる気より習慣化
よく言われる話として、「やる気より習慣化が大事」というものがある。これは本当にその通りで、やる気というカンフル剤で無理やり頑張っている人は戦略を誤っている。やる気に持続性はなく、すぐに効果が切れてしまう。だが習慣の力は強い。感情に一切関係なく行動し続けることができるのだ。
自分自身、起業して少なくともここ数年は「やる気」を意識したことがない。起きたら子どもたちを学校へ送り出してから原稿を書き、動画を撮り、問い合わせへ返信をして夕方子供の面倒を見るというルーチンをずっと続けている。気がつけばトータルの創作物は結構な数になった。
「体力が尽きて頭が動かないので午後からは休もう」となることはあっても「やる気が出ないから仕事を休もう」とは思ったことはないのだ。ルーチンを崩すと落ち着かないので、気がつけば体が動いている状態である。
「その習慣化を構築するまでやる気が持続しないのだ」と反論がありそうだが、それは違う。習慣化の構築は必要性で作るものである。多くの人が外国語の勉強を継続することに苦労している一方で、毎日会社に行って定時まで働くという習慣化づくりに成功しているのは後者は「お給料を稼ぐ」という明確で強力な必要性があるためだ。外国語の勉強は必要性を持たないまま、もしくは抽象的な目標で始めてしまうから続かないのである。やはり、やる気は関係がない。
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勉強や仕事をする上でやる気は要らない。むしろ、やる気がありすぎる場合でも安定したペース配分が乱れてしまうなど、デメリットとすら思う。やる気が出ないことに罪悪感を持つ必要はないのだ。
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