■じつは20年以上昔から…
今回のケースを受けてエネオスに詳しい話を尋ねたところ、こちらでも様々な事実が明らかに。
ドトール併設の経緯について、エネオス担当者は「ドライバーのニーズの中でカフェが上位に入っており、この需要に対応すべく、セルフカフェ業界のトップブランドであるドトールコーヒー社と提携し、1999年からSS併設店を展開しています」と説明している。
「カフェ需要に対応すべく、中でもコーヒーの提供スピードが速い『ドトールコーヒー』とタッグを組むことにいたしました」とも補足しており、ユーザーのツボを的確に理解した戦略といえるだろう。
ちなみに展開するSSの中には通常のドトールとは別に、グループ客への「集い」の場を提供するコンセプトの「ドトールキッチン」が併設されたものもあるという。エネオス担当者は「ドリンクやデザートのカフェメニューだけでなく、カレーやパスタ等、食事メニューが充実していることが大きな特徴です」と説明している。
なお、3月末時点では通常ドトール併設のSS数は52店舗、ドトールキッチン併設のSS数は23店舗とのこと。
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エネオスのサービス展開は、コーヒーショップだけにとどまらない。他にもユーザーのニーズが高いコンビニ(セブン-イレブン)やランドリーの併設したSSを揃えており、担当者は「その中からサービスを組み合わせるなどカスタマイズし、お客さまに新しい価値を提供しております」とも補足していたのだ。
なお、ユーザーアンケートの結果、SSに併設してほしいサービスの第1位はコンビニ、第2位はコーヒーショップ(カフェ)だったそうで、これには思わず納得である。
今回、思わぬ形で話題となった件についても「当社のSSと、ドトールコーヒーの併設店舗が注目されており、嬉しく思います。もっと多くのお客様にご利用頂けるよう、引き続き店舗開発に注力してまいりますので、ぜひご期待ください」と、前向きなコメントを寄せてくれたのだった。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
提供元・Sirabee
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