■実家に戻り介助を手伝うように

両親は50代後半で、最近では体力的にもずいぶん弱っている。父親は心臓病を患い、手術を受けたが完治はしていない。また母親はがんになり何度か手術を受け、今も化学療法を受けているのだ。

苦労している両親を手伝うため女性も転職し、実家に戻った。今は週に3日の在宅勤務を続けながら弟の世話を手伝っているが、すでに心身ともに疲れ切っている。

■「弟を頼む」と言われ…

弟を施設に入れれば全員が楽になれるのに、両親はその案を頑なに拒否。最近では自分たちの死後まで心配し、「約束して」「母さんたちが死んだら弟の世話をお願い、施設は絶対ダメだからね」とたびたび言うようになった。

「このままでは、結婚し家族を持つことも難しい」「弟なんていなければ良かった」と感じては罪悪感でいっぱいになるという女性が、ネット掲示板『Reddit』に投稿。「この思いを吐き出してしまいたかったんです」と書き込んだ。