つみたてNISAは、「長期・分散・積立投資」による資産形成が非課税でできる制度だ。
長期で運用すればするほど元本割れする可能性が低くなるので、つみたてNISAを続けていれば基本的にはお金は増えるはずである。
しかし、損することも当然ある。「途中で積立をやめてしまった」というのはよくある失敗理由のひとつだ。
つみたてNISAの注意点4つ
さっそく見落としがちの注意点を4つ見てみよう。
余裕資金の範囲内か?
つみたてNISAでお金を増やすには、毎月コツコツと積立することが必要だ。そのため、先月は積立できたけれど、今月は難しいということになると、つみたてNISAの利点を活かせなくなってしまう。
現行のつみたてNISAは年間40万円、毎月3万3,333円まで投資が可能なため、非課税枠を最大限利用しないのはもったいないと考えてしまいがちだ。しかし、続けていくためにも余裕資金の範囲内で投資金額を設定しよう。
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貯蓄があるか?
貯蓄がないまま始めてしまうと、急遽お金が必要になったときにつみたてNISAに回したお金を引き出すことになりかねない。その時に増えていればいいが、減ってしまっていたら損することになってしまう。
つみたてNISAはそもそも長期で運用するのが目的であるため、途中で引き出すことのないよう、ある程度の貯蓄がある状態で始めたほうがいいだろう。