目次
BEVのおすすめ車種7選
BEVの購入は補助金が適用される

BEVのおすすめ車種7選

この項目では、BEVのおすすめ車種を7種類ピックアップしてみました。おすすめ車種は以下の通りです。

  1. 日産 アリア
  2. 日産 サクラ
  3. 日産 リーフ
  4. トヨタ bZ4X
  5. Honda e
  6. マツダ MX-30 EV
  7. 三菱 eKクロスEV

日産 アリア

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=日産 アリア(2022年)、『MOBY』より引用)

日産「アリア」は、メーカー初のクロスオーバーSUVのボディタイプをまとったBEVです。

アリアに搭載されているパワートレインは、ユーザーの需要に併せて2種類のバッテリー容量に2種類の駆動方式を組み合わせているのが特徴。バッテリー容量は「65kWh」「90kWh」の2種類で、日常生活で使うのか、ロングドライブの頻度が多いのかでチョイス可能です。

また、駆動方式は2WD(FF)に加え、先進の4WD技術「e-4ORCE」が搭載されているグレードも用意しています。前後に合計2基の電気モーターを搭載。それぞれのトルクを個別にコントロールして、加速時のトラクション性能の向上やブレーキ時にクルマが沈み込むといった車両の挙動を抑える工夫がなされています。

スペック情報

  • 全長(mm):4,595
  • 全幅(mm):1,850
  • 全高(mm):1,655~1,665
  • 車両重量(kg):2,195
  • 乗車定員(人):5
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):166
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):470

日産 サクラ

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=日産 サクラ(2022年)、『MOBY』より引用)

日産「サクラ」は、日常のドライブに十分な航続距離と広々とした室内空間を確保した軽トールワゴンタイプのBEVです。

力強いトルクを発揮するモーターと、巧みな制御技術で従来の軽自動車が苦手としてきた高速道路の合流もスムーズに行えるパワーが魅力。

また、バッテリーに蓄えた電気を自宅へ給電すれば、家庭用電気エネルギーとして使用可能。「走る蓄電池」となり、非常時ではおよそ1日分の電力を賄えるパフォーマンスを秘めています。

スペック情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,655
  • 車両重量(kg):1,070~1,080
  • 乗車定員(人):4
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):124
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):180

日産 リーフ

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=日産 リーフ(2023年)、『MOBY』より引用)

日産「リーフ」は、2017年に2代目が登場した5ドアハッチバックタイプのBEVです。

ゼロ・エミッションであるのに加え、ガソリンエンジン車に負けない動力性能を実現した「e-パワートレイン」、高速道路の単一車線で活かせる自動運転技術「プロパイロット」を採用するなど高いパフォーマンスを発揮します。

2022年の一部改良では車両本体の価格改定が行われており、手の届く範囲で購入可能となったのも注目すべきポイントです。

スペック情報

  • 全長(mm):4,480
  • 全幅(mm):1,790
  • 全高(mm):1,540~1,570
  • 車両重量(kg):1,520~1,680
  • 乗車定員(人):5
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):159~177
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):281~450

トヨタ bZ4X

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=トヨタ bZ4X(2022年)、『MOBY』より引用)

トヨタ「bZ4X」は、「Activity Hub」のコンセプトで開発されたSUVタイプのBEVです。

「e-TNGA」の考え方に基づくBEV車種専用のプラットフォームをスバルと共同で開発したのが話題となりました。

高い電費性能と実用的な航続距離を誇るのに加え、経年劣化による電池容量維持率も高水準となるよう開発されており、「安心して長く使える」にこだわったモデルです。

スペック情報

  • 全長(mm):4,690
  • 全幅(mm):1,860
  • 全高(mm):1,650
  • 車両重量(kg):1,920~2,010
  • 乗車定員(人):5
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):128~134
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):540~559

Honda e

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=Honda e Advance(2020年)、『MOBY』より引用)

Honda「e」は、“都市型コミューター”として開発されたモデルで、2020年より生産・販売されています。

円を基調としたキャラクターを取り入れて、シンプルでモダンな外観デザインを採用。加えて、車体後方に強力なモーターを配置したことで、力強い加速・高いボディ剛性を実現しています。

さらに、四輪独立懸架サスペンションを使用した結果、上質な乗り心地と安定感のある走りを味わえるのも魅力に挙げられるでしょう。

スペック情報

  • 全長(mm):3,895
  • 全幅(mm):1,750
  • 全高(mm):1,510
  • 車両重量(kg):1,540
  • 乗車定員(人):4
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):138
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):259

マツダ MX-30 EV

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=マツダ MX-30 EV(2022年)、『MOBY』より引用)

マツダ「MX-30 EV」は、メーカー初の量産タイプBEVです。

「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE」(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)と、電動化技術「e-SKYACTIV」(イー・スカイアクティブ)により、思い通りに操れる走行性能を実現。加えて、マツダのモデルに息づいている“人馬一体”を反映させた「エレクトリック G-ベクタリング コントロール プラス」(e-GVC Plus)を搭載して、走行中の安定感が高まりました。

スペック情報

  • 全長(mm):4,395
  • 全幅(mm):1,795
  • 全高(mm):1,565
  • 車両重量(kg):1,650
  • 乗車定員(人):5
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):145
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):256

三菱 eKクロスEV

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=三菱 eKクロスEV(2022年)、『MOBY』より引用)

三菱「eKクロスEV」は、「eKクロス」シリーズのBEVモデルとして2022年に登場しました。

1回の充電走行距離は日常使いに十分で、国からの補助金を利用したケースでの実質的な購入金額が抑えられるなど、優秀なコストパフォーマンスを実現しています。

また、駐車支援機能「マイパイロット パーキング」を採用するなど、軽自動車ならではの取り回しの良さは希少価値が高いでしょう。軽自動車サイズでBEVが欲しかったユーザーに適しています。

スペック情報

  • 全長(mm):3,395
  • 全幅(mm):1,475
  • 全高(mm):1,655
  • 車両重量(kg):1,060~1,080
  • 乗車定員(人):4
  • 交流電気量消費率(WLTCモード、Wh/km):124
  • 一充電可能距離(WLTCモード、km):180

BEVの購入は補助金が適用される

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=@78art/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

BEVを購入する際、国や地方自治体より「補助金」が適用されるシステムが導入されているため欠かさず活用すべき要素です。

以下、2種類のパターンでBEVの購入補助金を受け取る方法が用意されています。

  • CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)
  • 自治体独自の補助金制度

経済産業省によると、BEVの購入に関する補助金を導入する目的を以下のように示しています。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、環境性能に優れ、災害時にも非常用電源として活用可能な車両について、需要創出及び車両価格の低減を促すと同時に、車両の普及と表裏一体にある充電・水素充てんインフラの整備等を全国各地で進めることを目的としています。
出典:「令和4年度補正予算『クリーンエネルギー自動車導入促進補助金』、『クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金』」(経済産業省)

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)

1つ目の方法は「CEV補助金」(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)です。

BEVなど二酸化炭素といった有害物質の排出量を減らせる自動車は製造コストが大きく、ガソリンエンジン車と比べて車両価格が高くなってしまいます。車両価格の差を埋めて購入促進を図る目的で始まった制度です。

2023年時点でのBEV車両に対するCEV補助金は「85万円」を上限としています。

なお、補助金額の多さは以下の要素で差がついているのが特徴です。

  • 自動車から電力を取り出せる給電機能の有無
  • トップランナー制度、2030年度燃費基準の対象かどうか

自動車から住宅・家電へ電力を取り出せる給電機能があるかないかで差がつけられているほか、「トップランナー制度」の対象であるかどうかも補助金額の多さを左右しています。

【補足】トップランナー制度

トップランナー制度は、すでに市販化されている自動車で燃費性能が優れている自動車を「トップランナー」とし、それをベースに将来の省エネの目標基準を決定する制度のこと。

自治体独自の補助金制度(例:東京都「ZEVの車両購入補助金」)

2つ目の方法は「自治体独自の補助金制度」です。

国が取り組んでいるCEV補助金以外にも、日本各地の地方自治体で独自にBEV購入のための補助金制度を用意しているケースがあります。

自治体が用意している補助金制度は国のCEV補助金と併せて利用できるケースが多く、BEV車両の購入資金へ大きな助けとなる可能性が高いです。ぜひ、購入前にお住まいの自治体で補助金制度を設けていないかチェックするのをおすすめします。

今回は、全国各地にあるBEVの購入補助金制度から、東京都の対応をピックアップしてみました。

「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の基本的な補助額

「ZEVの車両購入補助金」には、基本的な補助額が以下のとおり設定されています。

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の基本的な補助額、『MOBY』より引用)

「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の自動車メーカー別の上乗せ補助額

下記の条件に該当した自動車メーカーのBEV車種は、基本の補助額に加えて上乗せした金額が与えられます。

令和4年に、都内でZEV乗用車の新車を20台以上、非ガソリン乗用車の新車を300台以上販売し、以下のいずれかの条件を満たしたメーカー

  1. ZEV乗用車で一定の販売実績があること
  2. 非ガソリン乗用車で一定の販売実績があること
  3. 最も多くの台数のZEV乗用車を販売
  4. 対前年比2倍以上の台数のZEV乗用車を販売

1~4の1項目をクリアしていれば、5万円分の補助金が上乗せされる仕組みです。最大10万円分の補助額が追加されます。

「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の再生可能エネルギー導入による追加補助額

再生可能エネルギーを100%の割合で電力契約をしている、あるいは「太陽光発電」の設備設置を自宅などへ導入している場合、次のいずれかの補助額が上乗せされます。

BEVとは?EVとの違いやおすすめ車種・補助金についても解説
(画像=「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の再生可能エネルギー導入による追加補助額、『MOBY』より引用)

「ZEVの車両購入補助金」(東京都)の高額車両における補助額

車両本体価格が840万円(税抜)以上のBEV車両は、以下3つの条件で得た合計の補助金額に0.8をかけ合わせた金額が支給されます。

  1. 基本補助額
  2. 自動車メーカー別の上乗せ補助額
  3. 再生可能エネルギー電力導入による上乗せ補助額

環境に優しいBEVは、ほぼ全ての車種が補助金の対象です。BEVは高価格ですが補助金を活用すれば現実的な価格で購入できます。ぜひ車を購入する際に検討してみてはどうでしょうか。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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