どのようなドライバーであっても、運転の「クセ」や「得手不得手」があるものです。運転に慣れていないドライバーであれば、「駐車が苦手」「右折が怖い」といった悩みを抱えている人も多いでしょう。

一方で、熟練ドライバーであっても、他人から理解できないようなクセを持っている人は少なくありません。今回は、「地味に気になるドライバーのクセ」についてのエピソードを集めました。

目次
それって出しっぱなしでいいの?
ガソリンスタンドで毎回定量給油する父

それって出しっぱなしでいいの?

「駐車場の“トナラー”に耐えられない…」他人には理解不能?クセが強すぎるドライバーたちのエピソード
(画像=©rawintanpin/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

車にはさまざまな装備品がありますが、それらの細かい使い方について、教習所で教わることはありません。そのためか、同じ装備でもドライバーによって活用方法が違うことがあり、スルーできないレベルの「奇妙な使い方」をしている人もいるようで……。

「入社したばかりの頃、上司にランチに誘われ、会社の昼休みにお店まで車で連れて行ってもらったのですが、曇っているのになぜかずっとサンバイザーを下ろしっぱなしにしていました。乗り込んだときにはすでに下りている状態だったので、いつもそうなんだと思います。

職場に慣れてきた頃、また同じ機会があったので、思い切って『邪魔じゃないんですか?』と聞いてみると、『日焼けしないように』と。その場では『なるほど~』と相槌を打ちましたが、正直『そんなに変わらんだろ』と思ってしまいましたね」(20代男性)

眩しい日差しを遮る際に役に立ってくれるサンバイザーですが、それを常用している人はかなり少数派といえるでしょう。常に視界にサンバイザーがあるのは運転のストレスになりそうですが、いつも使っていれば気にならなくなるものなのでしょうか……。

ガソリンスタンドで毎回定量給油する父

「駐車場の“トナラー”に耐えられない…」他人には理解不能?クセが強すぎるドライバーたちのエピソード
(画像=©BJ/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

カーライフにおいて必須の知識であるにもかかわらず、教習所では教えられない内容として、「ガソリンスタンドにおける給油方法」が挙げられます。

「昔から、父親がガソリンスタンドで絶対に満タンにせず、いつもリッター数を指定して入れていました。ずっとそれを見て育ったので、免許をとってからしばらくは私自身もそれが普通なんだと思っていたんです。

毎回指定する量が違うので、理由を聞くと、ちょうど半分くらいになるように調整しているんだとか。満タンにすると車が重くなって、燃費や運動性能が落ちるので、快適に走れる状態をキープしている、みたいな話でした。

私も自分の車を買ってから何度か同じようにしていましたが、正直違いを感じられず、いつも残量を気にするのもイヤなので満タン給油をするようになりました。父自身も震災でガソリンスタンドの大混雑を経験して以来、毎回満タンにするようになったみたいです」(30代男性)

ガソリンスタンドにおいては、量や金額を指定して給油できるため、現金の持ちあわせがないときや、小銭を出すのが面倒なときには重宝することがあります。支払いの都合以外にも、上のようなコダワリから満タン給油を避けるドライバーは少数ながらいるようです。

ちなみにガソリンの重さは、1リッターあたり約750gです。タンク容量60リッターの車であれば、満タンの場合と半分まで給油する場合の重量差は約22.5kg。日常的なシーンで重量差を体験できる機会はほとんどなさそうですが、車の運動性能にこだわるドライバーにとっては小さくない違いなのでしょう。