悲しみに暮れる兄の気持ちに寄り添った結果、妻の逆鱗に触れてしまった男性。尊重すべきだったのは兄の心情か、それとも妻の願いか…。

■兄の子が死亡

海外で暮らす男性とその兄は、ちょうど同じ時期に赤ちゃんに恵まれた。しかし兄の息子は生まれつき体が弱く、生後半年で死亡。葬儀の準備を始めた兄は、男性に「ごめん、でも赤ちゃん連れでの葬儀出席は遠慮してほしい」と伝えた。

兄の気持ちを理解した男性は、妻に「(葬儀開始から終了まで)1時間ほど、誰かに赤ちゃんを預かってもらおう」「それが無理なら、赤ちゃんと家で留守番してほしい」と伝えた。しかし赤ちゃんを連れて出席したいと考えていた妻は、血相を変えて怒り始めたという。