■「当時の状況」が面白すぎる…!

まさに「天才の発想」という他ない光景は多くの人々に衝撃を与えており、前出のツイートは投稿から数日で1万件以上ものRTを記録するほど大きな話題に。

他のツイッターユーザーからは「この発想にたどり着くのが素晴らしい」「過去の経験が活きてるのがスゴいな」「機転が利く人は、間違いなく仕事ができる」といった具合に、称賛の声が多数寄せられていた。

そこで、ツイート投稿主・きしもとさんに当時の状況を尋ねたところ、「駅前のスーパーで寿司とビールを買い、レジで『醤油とわさびは寿司の陳列コーナーにある』と言われ、会計後に慌てて取りに行きました」「発車時刻が迫っていたので急いで改札を抜けて無事乗車でき、一息ついて『さあ、食べるぞ』となったところで、醤油に気を取られて箸をもらい忘れたことに気づきました」との回答が。

車内販売は見当たらず、カバンの中を探してみても、箸はおろか棒状のものも見つからず、手づかみで食べようかと考えたが、きしもとさんは「できれば手を使いたくない」という思いがあったそう。

仕方なく諦めようと思ったその瞬間、きしもとさんに電流走る──! カバンの中にはイラストを描くため常備している紙があり、こちらをクルクル巻くことで「箸の代打」を作り出せると閃いたのだ。

新幹線で寿司食べる男性、その手元に目を疑う… 予想外な正体が「天才の発想」と話題
(画像=『Sirabee』より 引用)

とは言え器用に紙を巻いても、手を離すと元の形状に戻ってしまう。すると、かつて「米粒を糊の代わりにしていた祖父」を思い出し、いわば「おじいちゃんの知恵袋」によって、窮地を脱したという。

完成した箸を渡すと、同行者からは「生きる力やな」とのコメントが返ってきたそうで、きしもとさんは「失敗が楽しい思い出に変わりました」と、笑顔で振り返っている。