――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。
今回は、全米最強サイキックのジョセフ・ティテルの予言を取り上げる。
7月26日、米下院で「UFO公聴会」が開かれた。今回の公聴会には、米軍の退役軍人3人の参考人が招かれた。UFO目撃証言の他にも空軍元将校から「非人間パイロットの遺体を米政府が保有している」といった宇宙人が実在していると思えるような証言まで飛び出し波紋を呼んでいる。
今回の公聴会は、近年では昨年5月と今年4月に続く3度目であり、米議会が政府にUFO情報の開示を求める動きが活発化している中、いよいよ地球外生命体の存在が明らかになってくるのではと期待してしまう。
しかし、全米最強サイキックと呼ばれるジョセフ・ティテルはこのようなUFO報道の加熱化に対して警告を発している。
精力的にYouTubeで情報を発信しているティテルは、マイケル・ジャクソンやエリザベス・テイラーら有名人の死など数々の予言を的中させてきた人物だ。日本に関しての予言も多く、東日本大震災による津波や原発事故、最近では2021年10月7日の千葉県北西部の地震(M5.9)を的中させている。
最近では2022年7月6日に公開した動画で、「JFKのように世界に衝撃を与える暗殺があるかもしれない」と予言。その2日後、7月8日に街頭演説中の安倍晋三元首相が凶弾に倒れた。(トカナ関連記事)
UFO・宇宙人情報の開示が進んでいる理由
ティテルは、2023年6月10日に公開したYouTube動画「彼らは来た! 本物のエイリアン!! これは本当に起こっているのでしょうか?」の中でこれから起こるUFO・宇宙人騒動に関することを予言している。
動画は23分という長さなので、重要な発言をかいつまんで説明する
まずティテルは4月30日に発生したラスベガスのUFO墜落および宇宙人目撃事件に言及。この事件では、ラスベガス在住の男性の自宅の裏庭に身長約2.4mの宇宙人が出現し、地元警察が現場に駆けつけたことで話題となった。
ティテルはこの事件に関して、懐疑的な見解を示している。
「2月にアメリカ上空に現れた中国の偵察機の撃墜事件、そしてラスベガス事件など、政府は誇大報道をして人々を恐怖に陥れようとしているのだ」というように、以前からUFOは米政府によって利用されているとティテルは語る。
ティテルは、「ディスクロージャー・プロジェクト」の創設者でUFO研究の第一人者であるスティーブン・グリア博士が6月12日にワシントンD.C.で約700人もの政府高官および企業内部告発者によるUFO/UAP 開示記者会見を行ったことに触れつつ「こういった大量の情報開示は、政府と宇宙人が戦争するという人々の恐怖を駆り立てるものである」と警告した。