PCのキーボード入力に慣れよ
スマホでもタブレットでも、入力は画面タッチである。一言で済むメッセージ入力、たとえば「了解」とか「ありがとう」くらいなら事足りる(もっとも、これは絵文字、リアクションマークで代替する事が多いが)。ある程度触って慣れておけば、人によって入力速度、正確性は差がほとんどつかない。
だがPCは違う。PCはフルキーボードの入力が必要になり、タッチタイピングの有無やショートカットキーの熟練度で生産性は飛躍的に高まる。手前味噌のようでおこがましいが、一時期、タイピングソフトをやり込んだこともあり筆者はキーボード入力はかなり速い自負がある。オンラインのタイピングソフトでは上位100位以内に入る程度である。ショートカットキーや左手デバイス環境も整備しているので、生産性は自分でもかなり高いと思っている。
不慣れな人との差は誇張なしで数倍、下手をしたら10数倍の差があるかもしれない。しかもその生産性の違いは永遠に続き、自転車の操縦と同じで技術は不可逆的である。そうなると時間の経過で熟練した人とそうでない人とで、どんどん成果物の量に差が出る、これは将来的に取り返しがつかないほどのビジネス力の大きな差になる。フルキーボードの取り扱いは一朝一夕で身につかないので、タブレットよりもPCのキーボードに早い段階で触れておいた方がいい。
筆者の長男は小学1年生からタイピングソフトをやらせているが、すでにタッチタイピングができるようになった。少しずつショートカットキーも覚えている。
◇
IT教育は何のためにやるのか?それは将来的に仕事で活用するためである。だが仕事の現場で使うのはタブレットではなくPCだ。でもタブレットばかりでIT教育をする。これでは何の教育かがわからない。
■最新刊絶賛発売中!
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
■YouTube動画で英語学習ノウハウを配信中!
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?