■スターピープルを助手席に乗せて会話を楽しむ
彼の話ではUFOが故障したため、修理のために高速道路に一時的に停泊していたのだが、ロス氏が運転する除雪車が近づいてきて慌てて離陸したのだという。その際、雪が珍しくて外に出ていた彼が置き去りにされてしまったというのだ。彼らは地球上の人間と接触することは厳に禁じられており、もしロス氏の車に同乗したことを上層部に知られてしまった場合は、探検家としての権利を失う可能性が高いと彼は話した。
ともあれ彼を乗せたまま、ロス氏は除雪作業を続けなければならなかった。助手席の彼は基本的に無口ではあったが、ロス氏にいろんな話をしてくれた。瞬間移動の能力についてロス氏が尋ねると、彼らの全員に備わっている能力であると答えた。
彼らにとって実に原始的なマシンであるはずのこの除雪車に、なぜか興味があるようで、どんな機能があるのかを聞いてきたという。しかしながら、彼は人類が石油ベースの機械に過度に依存している点を指摘した。彼らの技術である磁気推進装置について人類も研究すべきであると話し、人類の科学者がなぜ化石燃料を使う技術開発の方向に進んだのか理解できないと苦言を呈した。
外は相変わらずの吹雪であったが、彼はこれまで雪や極寒を体験したことがないと語った。彼らの惑星では天気が変わることがないという。この寒さを初めて味わってみてもう二度と御免だという。あの時にUFOの外に出たことを激しく後悔していた。
助手席の彼とこうした話をしつつも作業の折り返し地点に来てロス氏は来た道を引き返したのだが、行きにUFOを目撃した同じ地点に再びあのUFOが停まっていたのだった。
UFOがはっきり見える距離まで近づくと、彼は突然助手席から姿を消した。瞬間移動をしたのだろう。次の瞬間、ロス氏は彼がUFOの前にいるのを目撃した。UFOの前で彼の身体が輝きを放ち、薄暗い光の中で確かに彼は感謝の気持ちをロス氏に送っていることがわかったという。そしてUFOと共に姿を消したのだった。
この翌日、職場には数人の米軍士官がやってきて、昨日の嵐の夜に奇妙な光やUFOを目撃した作業員はいないかと聴取に来たという。上司は誰もそのような報告はしていないと士官に報告した。昨夜の出来事はドライバーの間だけに留めておいたほうがよいとして、ロス氏をはじめ同僚の誰もが上司には報告していなかった。
短い時間であったがスターピープルと過ごした貴重な時間をロス氏は一生忘れることはできないだろう。具体的な詳細が克明に綴られているエイリアン遭遇事件が実に興味深い。
参考:「Collective Evolution」、ほか
※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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