2024年の年明け早々に大予言者の未来予測が的中したと話題になっている――。あのノストラダムスは元旦の能登半島地震を予言していたというのだ。
■「地球が乾燥し致命的な津波と洪水をもたらす」
16世紀生まれのフランスの占星術師、ノストラダムスは、2024年がどのようになるかについて早い段階でいくつかの予言をしていた。彼の予測の1つは、2024年元日にすでに現実になった話題である。それはほかならぬ能登半島地震の発生だ。
2024年1月1日、石川県能登半島に位置する珠洲市の北北西7キロメートルの地点でM7.6の地震が発生した。
複数のメディアの報道によると、この地震とそれに続いて高さ1メートル以上の津波が各地で発生し、この日だけで合計48人が命を落とした。そして2011年に日本が壊滅的な津波に遭遇して以来の「大津波警報」が発令されたのである。
英ネットメディア「LADbible」の記事によれば、ノストラダムスは2024年は気候変動がさらに悪化して地球が乾燥し、生命を脅かす津波と洪水をもたらす大規模な自然災害に遭遇すると予測していたという。
ノストラダムスは1555年に942編の4行詩で構成された“予言書”を書き残した。この文書の第1巻17番は以下の記述がある。
「乾燥した大地はさらに乾燥し、それが見られると大洪水が起こるだろう」
この詩はノストラダムスが1月1日に日本の北陸地方を襲った地震について言及したものであると研究者たちは考えているということだ。
壊滅的な津波に襲われた2011年の東日本大震災以来、日本は自然災害への備えを万全に務めてきた。
その証拠に今回、日本の緊急地震速報システムは、地震が沿岸地域を揺るがすかなり前に住民に警告を発し、すべての電話が緊急警報で鳴り、続いてビープ音が3回鳴り、“地震”を知らせる通知が素早く拡散した。この地震で多くの住宅や商業ビルが倒壊したが、政府は直ちに1000人以上の救助隊員を派遣して犠牲者の捜索に当たった。
ご存知のように今も余震が続く中、献身的な救助活動が行われている。一刻も早い救助とインフラの復旧を願うばかりである。