“イギリス最悪の幼児殺人犯”が近く釈放される可能性

 少年院で模範的な受刑者として刑期を終えた2人は2001年に新しい身分が与えられて釈放された。

 2人の釈放に抗議する声もあがったが、裁判所は2人にこの先一生リバプール周辺に絶対に立ち入らないことや、週に1回保護監察官の面接を受ける義務を課し、マスコミに対しては2人についての報道を今後一切行わないように緘口令を敷いたのだ。

 こうして新たな人生に乗り出した2人だったが、こともあろうに2010年、元ジョン・ヴェナブレス(以下「元」省略)は児童ポルノ規正法違反で逮捕された。さらに2017年にも児童虐待画像を所持していたとしてヴェナブレスは再び逮捕されて収監されたのである。

 仮釈放委員会(parole board)は、ヴェナブレスが性的暴力に惹かれていた証拠が依然として残っているとの見解を示した。

 現在も収監中のヴェナブレスだが、英紙「Daily Star」によれば、今後数週間以内に予定されている仮釈放委員会の公聴会の成り行き次第では、ヴェナブレスは今年のクリスマス前に釈放される可能性があるという。

イギリス最悪の幼児殺人犯(当時10歳)が釈放へ! 2歳男児を暴行、肛門に乾電池を詰め込み、列車で遺体を切断…
(画像=逮捕時のジョン・ヴェナブレス 「Daily Star」の記事より,『TOCANA』より 引用)

 関係者によると、ジョン・ヴェナブレスの訴訟は今後数週間のうちに審理され、その進展次第で収監されているHMPフランクランド刑務所から解放されることもあり得るということだ。