■救急車を呼んだ息子

息子は午前2時半に通報し、「救急車が必要です」「すぐに来てほしい」と懇願。オペレーターの「ただちに向かいます」という言葉を信じ待っていたが、救急車は15分たっても到着しなかった。

ビナさんの呼吸がさらに荒くなったことから、心配になった息子は再び通報。「息ができない、死んでしまう」と叫ぶビナさんを助けてもらおうと、息子も必死だった。

■「忙しい」という対応に衝撃

2回目に通報したときには、「時間がかかります」「こちらも大変忙しいのです」と言われてしまった息子。さらに「とにかく水を飲ませてあげて」「落ち着かせて」と指示されたが、息ができない状態のビナさんを落ち着かせることは不可能だった。

そうするうちに、苦しんでいたビナさんの呼吸が停止。それでも救急車が来ないため、息子はさらに2回通報したという。