■「何も考えずさっと飛び降りて」

「怖くなるから見下ろさないほうがいい。ここの端に立ったら何も考えずに、さっと飛び降りてしまうに限るよ」とエフゲニアさんに話しかけていたインストラクター。

これにより、別の係員がロープのもう一端を木に取り付ける前に、彼女は飛び降りてしまったとみて、警察はこのインストラクターおよび責任者の起訴を検討している。有罪なら、最高で懲役8年の実刑判決が下るのではないかという。

■言葉の聞き間違いも怖い

旅では冒険心がより高まるとみえ、海外でバンジージャンプに挑戦する人は多い。だが2015年には、スペインのカンタブリアで「言葉の聞き間違い」による悲劇的な事故が起きていた。

オランダ人の17歳の少女が、インストラクターに「Now, jump.(さぁ、飛んでごらん)」と言われたと勘違いし、やはりロープが未装着のうちに飛び降りてしまった。実際には「No jump.(飛んではダメ)」と言っていたという。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)

提供元・Sirabee

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