ニューヨーク市に到着する移民が急増している問題で、エリック・アダムス市長は23日、移民危機が「市を破壊する」と警告し、住民に取組への理解を求めた。
アッパーウエストサイドで開催したタウンホールミーティングで、アダムス氏は、昨年春以降に南部国境を超えNY市に到着した移民が11万人に達しているとした上で、「私は今まで終わりのない問題に直面したことはないが、この問題には終わりが見えない」と説明。「この問題はニューヨーク市を破壊する」と語気を強めた。
「すべてのコミュニティが影響を受けるだろう。120億ドルの赤字を削減しなければならず、すべての市のサービスが影響を受けることになる」と警告した。
アダムス氏はまた、「テキサスにいる狂人が人々をバスでニューヨークまで送ることを決めたことから始まった」とテキサス州のグレッグ・アボット知事を名指しするとともに、「この国家的な危機に際して、何も支援を受けていない」と政府の対応を非難した。
市長によると、現在毎月1万人の移民がニューヨーク市に到着している。