~月見香体験を通して秋の月を名残惜しむ~

【星のや東京】江戸文化に倣い、貸切り舟で日本酒と月見団子を味わいながら、優雅に十三夜の月を愛でる「後の月滞在」提供|期…

各施設が独創的なテーマで圧倒的非日常を提供する「星のや」。現代に合わせて進化する塔の日本旅館「星のや東京」は、2024年10月15日~17日の期間、江戸の文化に倣い、舟の上から十三夜の月を愛でるアクティビティ「後の月滞在」を提供します。貸切り舟の足を伸ばして寛げる特別席で、日本酒と月見団子を味わいながら、月見を優雅に堪能します。また、館内での月見香体験を通して、秋最後の月に名残惜しさを感じることで、都心の喧騒から離れ、日本らしい美的価値観に触れるアクティビティです。

背景

江戸の町は、物資や人を運ぶための高度な水運機能を持つ「水の都」として栄えました。水路を中心に問屋や市場が生まれ、人々は水辺に多くの楽しみを見出しました。四季折々の水辺の風景を舟から眺める「舟あそび」がそのひとつです。空が澄み、月が最も美しいとされる秋になると、江戸近郊の月見の名所には大勢の人々が集まり、中でも舟から月見をすることが風流で、粋だったと言われています。(*1)十三夜は、「不完全なものにも美を見出す」という日本の美的価値観から生まれた、古来の風習です。忙しない現代の生活を送る人々に、普段とは違った角度から都心の風景を眺め、刻々と移りゆく自然の微差を感じてほしいと考え、本アクティビティを開発しました。

*1:双葉社(2013)「旧暦で読み解く江戸」

「後の月滞在」の特徴

1 貸切り舟で水面に映る月を愛でる

【星のや東京】江戸文化に倣い、貸切り舟で日本酒と月見団子を味わいながら、優雅に十三夜の月を愛でる「後の月滞在」提供|期…

月見行楽にこぞって出かけ、大川(隅田川)の川面に舟を出して月見を楽しんでいた江戸の人々に倣い、星のや東京では、貸切り舟の上で月見をします。足を伸ばして寛げるデイベッドのようなソファが設えられた特別席で、月を愛でます。向かう場所は、江戸時代に創設され、歴代の将軍に愛された由緒ある庭園「浜離宮恩賜庭園」そばの築地川です。舟からの視界には、近代的なビル群と古き良き日本庭園が広がり、そのコントラストが楽しめます。海辺の近くだからこそ、開けた夜空に浮かぶ月と水面に映った月を眺められる、秋深まる夜の贅沢な時間です。