注意したいのは「速度超過」「進路変更禁止違反」「車間距離不保持」
最も簡単に表現すれば、パトカーを追い越す前、追い越し中、追い越し後に交通違反をしなければ何も問題はありません。
パトカー追い越しの際に検挙される可能性のある項目は「速度超過」「進路変更禁止違反」「車間距離不保持」でしょう。この3点に注意すれば、安全にパトカーを追い越すことができるのです。
まずは速度超過。法規上は制限速度を時速1㎞でもオーバーすれば検挙することができます。ただし、実際の運用では1km/hオーバーで検挙される事例はほとんどありません。なぜなら、車のスピードメーターには、表示速度と実際の速度との誤差が認められているからです。
保安基準では、実際の速度に対しスピードメーターの表示速度は90%〜106%の範囲にしなければならないと定められています。多くの場合、スピードメーターには、実走行の速度よりも高い数字が表示されるので、例えばメーター読みで100km/hであれば、実際の速度は93km/h〜96km/h程度です。
この誤差の部分を考えて、警察も取り締まりをするので、100km/h制限の道路であれば、110km/h程度までは、取り締まりを受ける可能性は低いでしょう。
追い越そうとして「あおり運転」にならないように
とくに、道路交通法には「後方から進行してくる車両等の速度又は方向を急に変更させることとなるおそれがあるときは、進路を変更してはならない。」と定められています。
パトカーの後ろでウィンカーを出すと同時に車線変更することは、取り締まりの対象となる可能性が高いので注意が必要です。
最後に、車間距離不保持は、あおり運転として取り上げられる項目です。警察もかなり敏感になっており、車間距離不保持での検挙件数が多くなっているので、パトカーの後方を走っていく場合には、車間距離の保持に十分配慮して、走行する必要があるでしょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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