公明党はわずか9選挙区のみで候補を立て、それと比例区で少しだけ票をまわしてもらうだけで、大臣ポストひとつだけで我慢して連立を組んでいる。

逆に残りの小選挙区では、自民党の得票数の20%以上は公明党の票からもらった票である。公明党は支持者に自民党への投票を呼びかければ支持者の8割程度は従うが、石の会のコアな支持者などいないし、投票を呼びかけたところで言うことを聞いてもらえないだろう。

維新の会が総選挙前に連立入りするとすれば、これより良い条件ではありえない。選挙後については、ありえないわけでないがその次の総選挙ではどうするのか。

また、自民は公明に加え、維新と連立を組むなら、公明には維新以上の好条件を出さねばなるまい。たとえば、維新の小選挙区の現職19だけは譲るだけでも、公明は現状の9に加えて、あと10選挙区を要求する権利があろう。それに維新は159も公認をきめた候補者を見捨てるのか。ありえないだろう。