父親も姉もいるのに、たったひとりで母親の世話を続けてきた20代の女性。家を出たい、でも母親を捨てたいわけではないと葛藤し、ネット掲示板に悩みを書き込んだ。

■親の世話に追われる日々

現在22歳の女性は、子供の頃から病弱な母親の世話に追われてきた。父親はいるが別居しており、姉たちも家を出てしまったため、料理、掃除、母親の薬の管理なども女性が全てこなしてきたのだ。

「母が頼れるのは、私ただひとり」というプレッシャーに耐える女性に、母親は追い打ちをかけ続ける。数年前には末期がんと診断されたが、「親の世話は子供がするもの」という考えに固執し、医療や介護の専門家に頼ることすら嫌がった。