遊漁船の船長に誘われ佐藤さん、三井さん、私の4人で滋賀県大津市のガイド船をチャーターし、7月4日にビワマストローリングに挑戦した。午前5時半に到着。20ftのボートのため、荷物を最小限にして乗り込んだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
レイクトローリングに出船
ビワマスの禁漁は10月と11月で、それ以外で釣りが可能。トローリングタックルは全てお任せ。魚探に映るタナで引っ張るため、魚形のオモリを付けたダウンリガー仕掛けとそのダウンリガーのクリップに挟み、魚が掛かったら外れるようにするリリース式クリップウエイト仕掛けの2つで構成されている。このオモリは3.6kgあり、電動リールと先が滑車になった専用ロッドが必要だ。
またシングルフックのみというルールがあり、フックオフしやすい。このためロッドはグラスファイバー製のバットからしなり、ドラグも緩いタイプのリールだ。
ポイントまで約20分で到着。水深は35mで20m前後に魚影が映る。船尾の両サイドに2タックルセットし、6時半に開始となった。キープは30cm以上で5匹まで。
50cm超え浮上
釣る順は、年功序列となりトップバッターは私だ。3ノット程度でボートを走らせていると、早速ティップが震えた。船長から「スプールを押さえて大きくシャクってください」との声。大きくシャクると、クリップからリーダーが外れ魚信が伝わってきた。生命反応はあるが、引きは弱い。引き寄せると30cm未満のマスが上がってきて、船長がリリース用フックで外してくれた。
アングラー交代で私は後方へ移動し、次は谷口さん。こうしてヒットして釣り上げるたびに、交代していく。最初にキープサイズを釣り上げたのは三井さん。ドラグ音が響き渡り、ラインが引き出されていく。皆が期待しながらも、後方からヤジが飛ぶ。上がってきたのは50cm弱の良型だ。