あの幸福感は幻?プチ贅沢は節約の疲れを癒してくれる
高級食パンブームは終焉を迎えましたが、高級食パンで味わえるような「プチ贅沢」で人生のモチベーションを上げるのはおすすめです。ふんわりとした食パンを抱えたときの幸福感は幻ではなかったのではないでしょうか。
例えば、毎日コーヒーを飲む人なら、ネスプレッソなどのコーヒーマシーンを購入して美味しいコーヒーを飲むなど。
確かに、ドリップコーヒーなどに比べれば割高かもしれませんが、朝から美味しいコーヒーが飲めれば、「今日も1日頑張ろう!」という気持ちになります。また、コストが高いと言っても、カフェで飲むよりは断然安く、簡単に幸福感を味わえます。
特に子育て世代は、教育費の捻出や将来の教育費のために、普段から節約をしている家庭が多いと思います。しかし、節約ばかりだと疲れてしまうので、プチ贅沢で頑張る自分を癒してくださいね。
今後の高級食パンブームの展開は?
さて、高級食パンブームは一段落した感がありますが、新たな展開も見せています。最近エンタメを重視するパン屋が出てきているのです。
例えば、実業家の堀江貴文氏が中心になって運営している「小麦の奴隷」はその最たる例でしょう。
見た目にこだわり(当然、味もですが…) SNS映えする商品をたくさん作ることによって、大きな話題になっています。
また地方を中心に出店しているのもポイントです。 地方では廃業に追い込まれたパン屋が多く、そのような地域に出店すると当然喜ばれるわけです。
高級食パンブームの仕掛け人と言われるベーカリープロデューサー・岸本拓也氏のビズネスモデルがうまくいったかというと微妙な気もしますが、高級食パンブームが新しい展開を見せているのは確かでしょう。
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。
(2024年03月01日公開記事)