「ブラックリストに載る」とは、債務の遅延や債務整理といった金銭の返済などに関するネガティブな情報が信用情報機関に登録された状態のことだ。

こうした情報が登録されると勤めている会社にバレてしまうのだろうか。その影響の有無について解説しよう。

一般企業はブラックリスト情報を調べられない

結論から言うと、信用情報機関にネガティブな情報が掲載されても勤務先への影響はほとんどない。なぜなら、一般企業は個々人の信用情報を調査することができないからだ。

信用情報機関に照会できるのは本人やカードに関連する消費者金融・信販会社・カード会社・銀行などであり、それ以外の会社の情報照会には応じない。

したがって、ブラックリストに載っていることが理由で出世や給与に不利になることはまったくない。

カード会社関連に就職するときは不利になるかも?!

信用情報を扱う会社に就職を希望している場合は注意が必要だ。これらの会社も採用の判断のために個人の信用情報を調べることはしないが、自社のデータベースに入っている情報であれば参照可能だからだ。

銀行に就職しようとして、銀行系列のカードローンで遅延がある場合は、その情報が採用に影響を与える可能性は否定できない。