安定して継続した収入があり、家賃などの費用がかからないとなれば、支払い能力があると判断されやすい。過去のカードの利用履歴に問題がないことも、審査が通りやすくなるポイントだ。
また、パートやアルバイトだったとしても、同居している家族の年収も併せて審査するカード会社もあるため、世帯単位でしっかりと収入があれば作れるカードはあるだろう。
年収600万円でも作れない人
平均年収よりも年収が高くても、下記のような人はカードを作れない可能性が高い。
・勤続年数が極端に短い
・現住所が確認できない
・信用情報に問題がある
入社して間もないなど勤続年数が極端に短いと、年収が高くても安定的な収入を得ているとはいいがたい。
さらに引っ越しなどで、申込みの住所と本人確認書類の住所が異なるという場合も注意が必要だ。
また支払い遅延など過去に信用情報に載るような金融事故を起こしていると、年収に関係なく審査に通らない可能性が高くなる。
支払い能力があるかがポイント
年収が低くてもカードが作れる人、年収が高くてもカードが作れない人の違いは、支払い能力の差になる。支払い能力は年収だけで判断されるわけではないので、クレジットカードを発行する際はさまざまな要因に注意して申し込もう。
文・阪田順子(ファイナンシャル・プランナー)
保険会社での営業、一般企業の経理職などを経て、2020年にファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用や株式投資の講座を開講。投資を中心にお金にまつわる記事の執筆・監修を行う
【こちらの記事も人気です】