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大きくなっても根強い人気、スバルのフラッグシップセダン
「B4ならでは」は薄れたものの正常進化の4代目(2003年)

大きくなっても根強い人気、スバルのフラッグシップセダン

「さすがに大きすぎて困るよ、スバル」かつては小さな高級車だったレガシィB4をプレイバック【推し車】
(画像=最後の「日本国内向けレガシィB4」となった6代目、『MOBY』より 引用)

3代目から「B4」のサブネームと、プレミアムセダンとしての積極的なブランディングが的中し、4ドアセダンとしては異例の人気車種となったレガシィB4ですが、あくまで主要市場は北米。

日本ではジャストサイズの5ナンバー(小型車)枠で「小さな高級車」を気取れたのは3代目までで、4代目以降はひたすら大型化が進み、日本では2020年に国内販売を終了した6代目が最後になりました。

しかしスバルのフラッグシップ・セダンとして魅力に感じるユーザーは根強く、MOBY編集部がAIに聞いた「30〜50代のクルマ好きが気になる名車」にも名前が出てきます…今回は4代目から6代目までのレガシィB4を振り返りましょう。

「B4ならでは」は薄れたものの正常進化の4代目(2003年)

「さすがに大きすぎて困るよ、スバル」かつては小さな高級車だったレガシィB4をプレイバック【推し車】
(画像=ついに3ナンバーボディとなった4代目だが、ちょっと5ナンバー枠を超えた程度でまだまだ「小さな高級車」ではあった,『MOBY』より 引用)

レガシィ初の3ナンバーボディとなった4代目にも当然B4は設定、1990年代までの日本ではまだ「3ナンバー車は贅沢品」という風潮があったものの、この頃になると衝突安全性能に配慮した大型化、それに伴う環境性能と両立した大排気量化に理解が深まっていました。

3代目の時点ですでに、3リッター水平対向6気筒エンジンを積むまでに発展していたレガシィでも多少全幅が5ナンバー枠を超える程度の3ナンバー化に批判はなし!

むしろ前輪の切れ角増大による取り回し性向上、過給切り替え時のトルク段付きに批判のあったシーケンシャルツインターボから、ツインスクロール・シングルターボ化による低回転トルク増大とフィーリング向上、5速AT化などいい事づくめだったように思います。

ただしこの代では「B4ならではのプレミアム感」は一息ついた感じで、アイサイト原型であるステレオカメラ式運転支援システム「ADA」は「アイサイト」になるまでB4には採用されず、ポルシェデザイン監修のブリッツェンもB4のみだったのは2005モデルのみ。

STIコンプリートカーの「tuned by STI」や「S402」も、B4/ワゴンともに設定されました。