仕事終わりの娯楽や、子育ての時間稼ぎに必要不可欠なアイテムが「動画のサブスク」というかたも多いのではないだろうか。話題の映画や大好きなアニメがクリックひとつで視聴可能ということもあり、動画配信のサブスクリプションは年々、需要が高まりつつある。とくにAmazonプライム・ビデオは、Amazonプライムの付帯サービスに含まれていることから、気付いたときにはアカウントを持っていたという人も多い。
そのようなAmazonプライム・ビデオだが、完全にすべての動画がサブスクとして配信されているわけではなく、一部のコンテンツはレンタル、もしくは購入という形での視聴となる。この度、X(旧Twitter)では、このAmazonプライム・ビデオの盲点ともいうべき、仕組みが招いた悲劇が話題になっているのをご存じだろうか。
Amazonプライム・ビデオには有料コンテンツがある
先ほどご紹介した通りAmazonプライム・ビデオ内には、月額のサブスク料金を支払うことで完全に見放題タイプのコンテンツと、レンタルまたは販売という形で扱っているコンテンツの2種類が存在している。
今回、ひなパパ@hina_money35さんの投稿で話題となっているのは、ある日突然届いた、購入した覚えのない映画「すずめの戸締り」のレンタル代金500円の請求メールである。
500円とはいえ汗水流して働いて稼いだお金が身に覚えのないところで使われるというのは、なかなかの恐怖体験だ。「まさか不正利用では!?」「個人情報が流出した!?」と思わず焦ってしまう事態だが、ひなパパ@hina_money35さんの貴重な500円を利用したのは、ある意外な人物なのであった。
クリックひとつでコンテンツが購入可能な危険設定に要注意!
まさかの請求に焦るひなパパ@hina_money35さんのかたわらで、元気にテレビのリモコンを振り回していたのは、1歳9カ月のお嬢さん。「もしかして」の思い付きから、Amazonプライム・ビデオのアカウント設定を確認してみたところ、ひなパパ@hina_money35さんのご家庭では、リモコンのボタンを押すだけで簡単にコンテンツが購入できるようになっていたことが判明。
つまり、すずめの戸締りを500円でレンタルしてしまったのは、まだまだ新海誠の世界観を理解するのが難しいであろう1歳9カ月の娘さんであったというわけだ。
このAmazonプライム・ビデオにおけるコンテンツ購入問題であるが、ひなパパ@hina_money35さんがリプライ欄で解説してくれた情報によると、Amazonプライム・ビデオの「アカウントと設定」で確認することができる。
Amazonプライム・ビデオユーザーの方は今すぐ、「アカウントと設定」の項目を右にスクロールして「購入制限」を確認してほしい。購入制限がかけられていない状態のAmazonプライム・ビデオでは、ワンクリックでコンテンツが購入可能だ。
ひなパパ@hina_money35さんと同様にお子さんがリモコンやPC、タブレットなどを操作する可能性があるご家庭や、酔っぱらった自分の判断力に自信がない人の場合は、この「購入制限」ボタンから、PINコードを毎回入力しないとコンテンツの購入ができない設定に変更しておこう。