2023年12月14日、三重県鈴鹿市の自宅アパートに男性の遺体を放置した容疑で、無職の女性、岡野裕美容疑者(39)が逮捕された。アパートの管理人が、岡野容疑者の父親(71)の姿を見かけなくなったことを不審に思って110番通報した。現場に駆けつけた警察は、布団の上でミイラ化した男性の遺体を発見したという。遺体は同年8月から約4ヶ月間放置されたとされるが、司法解剖の結果、目立った外傷はなく、死因を特定できなかった。
三重県の事件は4ヶ月後に発覚したが、海外で起こった類似の事件は4年間も発覚しなかった。
【こちらの記事も人気です】
夫の死を願ったら本当に死んでしまった
2024年2月1日、露レニングラード州スタロシヴェルスカヤにある大きな一軒家で、4年前の2020年12月に死亡した男性、ウラジミールさん(当時49)のミイラ化した遺体が発見された。彼の妻で、4人の子供の母親でもあるスヴェトラーナ容疑者(50)が身柄を拘束された。
事件は、ソーシャルワーカーがスヴェトラーナ容疑者の子供たちの安否を確認するために家に訪問したときに発覚した。ケースワーカーは2021年からこの家を十数回訪問していたが、ウラジミールさんの遺体には全く気付かなかった。
ウラジミールさんは2020年12月に夫婦喧嘩のときに倒れて死亡した。このとき、スヴェトラーナ容疑者が怒鳴って夫の死を願ったら、その願い通りのことが起こってしまった。スヴェトラーナ容疑者は夫が死んだふりをしているのだと思い、床に横たわったまま動かない夫を4時間放置したとされる。法医学の専門家がウラジミールさんの遺体を調べたところ、暴力を受けたことを示す外傷は見られなかった。