■絶賛する声が続出
「推し休暇」という衝撃的な「4文字」は、たちまちネット上で話題に。「画期的で感動。うちの職場にも欲しい」「素敵すぎて就職したい」「今や推しが唯一の楽しみだから羨ましい」「趣味やレジャーで休みを取ると暗に非難される傾向がまだあるから広がってほしい」など、絶賛する声が続出している。
イベントの準備や子供の世話など、多忙なイメージのある保育園が始めたことも話題を呼んだ要因の一つかもしれない。
■「推し休暇」が誕生した経緯

(画像=『Sirabee』より 引用)
「推し休暇」はいかにして生まれたのだろうか。アリス保育園で園長を務める遠藤政志さんによると、もともと同園では「推し活」に力を入れる従業員が多かったという。
「アーティストやディズニーなど形のあるものにハマっている人もいれば、温泉がすごく好きな人もいます。だから、職員と推しの話をするとすごく盛り上がるんです。そういう時は雑談する時とは違う盛り上がり方なので、推しはその人にとって特別な存在でプライベートの支えになっていると思っていました」。
そんな「推し活トーク」をする中で今回の取り組みを思いついたという。「ある職員がライブに行くという話になった時、私が冗談で『前日にグッズ作るために休まなくて大丈夫?』と聞きました。自分で話しながら、そういう休暇があればモチベーションが上がるのではないかと考えたんです」(前出・遠藤さん)。