■残存DNAと“ターボがん”の関係は
mRNAワクチン中の残存DNAがなぜ懸念されるのか。
mRNAと共にに細胞内に侵入した外来DNAがヒトDNAと混同される可能性があるという。混同された場合は外来DNAが接種した人間のDNAの設計に組み込まれることになる。
そしてこの残存したSV40エンハンサーDNAによりDNA組み込みの可能性が高まるというのである。
ウイルスDNAの組み込みに関する研究により、がんは外来DNAのヒトゲノムへの組み込みからも発生する可能性があることが実証されており、SV40エンハンサーDNAはがんに関連するウイルスに由来するため、免疫の分野ではがんとの関係について論争が続いているという。
そして今回の研究では多くの有害事象に関連するDNA断片を大量に含む液剤が、より多くの副作用を引き起こす可能性があることを明らかにしたのである。
投与前に希釈する必要があるワクチンもあるのだが、薬剤師が液剤の希釈を怠った場合、意図せずに処方された用量の5倍の量を投与してしまう危険があり、そうした不適切なワクチン接種が副作用の増加に関係している可能性があるということだ。
新型コロナウイルス感染症ワクチンに汚染されたDNAが含まれているかどうかを判断するには、さらに多くの調査が必要である。ワクチン接種後の症状に対する残存DNAの影響についてより正確な結論に達するには、可能なかぎり多くの研究室が今回の研究を再現し、テスト繰り返す必要がある。
主な未解決の懸念の1つは、ワクチン内のSV40エンハンサーDNAが「ターボがん」などを引き起こしている可能性だ。残存DNAが免疫反応を引き起こしているかどうかを確認するには動物実験も必要である。
「Epoch Times(大紀元)」が最近報じたところによれば、ロバート・マローン博士を含むワクチン接種の専門家はファイザー製新型コロナウイルス感染症(COVID-19)液剤のDNA汚染について懸念を表明したが、FDA(アメリカ食品医薬品局)は予防接種液剤の回収を拒否したという。欧州医薬品庁(EMA)もファイザーに対し、同社の液剤にSV40エンハンサーDNAが存在する情報を開示していないことを指摘したということだ。
はたしてワクチンに残存しているSV40エンハンサーDNAがいわゆる「ターボがん」に関係しているのかどうか、今後の研究の進展が待たれる。
参考:「Great Game India」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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