ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は27日、新たな移民対策として、他州から市に乗り入れる移民の貸切バスの台数を制限すると発表した。

制限は行政命令によるもので、バス会社に到着予定の32時間前に通知することを義務付ける。もし違反した場合、禁錮刑(懲役3カ月)や罰金(個人500ドル、企業2,000ドル)が科せられる。警察がバスを押収する可能性もある。

アダムス氏は、移民が訪れることを阻止することではないと説明。意味の「安全確保」を目的としたもので、「組織的かつ所定の方法に従い」到着できるようにするものだと強調した。

会見は、シカゴのブランドン・ジョンソン市長とデンバーのマイク・ジョンソン市長と合同で行われた。3者は改めて、連邦政府に移民対策への支援を求めた。

テキサス州「安全確保されるまで送り続ける」

2022年春以降、南部国境を越えてニューヨーク市にたどり着いた移民の数は16万人を超えた。大半はベネズエラの出身で、現在約7万人がシェルターを利用している。