また、損失はビジネスの場でいよいよ顕著になる。知らず知らずの内に相手から実力をジャッジされてしまうのだ。たとえば「この間、ついに月収100万円を超えまして」とか「ベンツの◯クラスを買ってうれしかった」といった「本人にとって誇らしい」と感じることをペラペラ話してしまうケースだ。仮に相手がそれ以上の実力者だった場合に「なるほど、その程度のことを誇ってしまうくらいの実力なんだな」としっかり伝わってしまう。
もちろん、実力があるビジネスマンは「よかったですね。自分は月収1000万円を超えまして」といった逆マウントで相手のメンツを潰して恨まれるほど愚かではない。表面上はニコニコ黙っているが、内心では「このビジネスマンに時間を使って得られるものはないな」としっかり実力を見限られてしまうというわけだ。